はじめに
株式で利益を上げる、というのは「買って売る」とてもシンプルな行いです。
だからといって、簡単だというわけではありません。
シンプルだけど、難しい。それが株式投資の奥深さでもあります。
ただ、確実に言えることがあります。それは、投資で利益が生まれるかどうかは、銘柄の選択から始まると言う事。つまり、今よりもっと利益を出したい。損失を減らしたい。そう思ったなら、銘柄の選択から変える必要があります。
「どの銘柄を購入するのか?」
という選択が、あなたの株式投資における利益を決めます。
この記事では、その選択をより良いものにする方法をお伝えします。もちろん、こうしたほうがいい、という知識やコツは沢山あって、中にはすぐ実践できない難しいものもあったりします。
今回この記事を通してお伝えするのは、未経験者でも今日からすぐに実践できる3つの銘柄の選び方です。是非、この記事を読み返してあなたの投資に役立ててください。
1.どの銘柄を買うか迷ったらまずは配当利回りを見る
買いたい銘柄の候補が複数あって、どの銘柄を選べばいいのか迷っている。そんな時は、「配当利回りの高い方を買ってください」というのが結論です。
では、なぜ配当利回りが高い方を買うべきなのでしょうか?
まず1つ目の理由としては、配当狙いの人は比較的長期投資をする傾向にあることがあげられます。そもそも、配当というのは、年1回か2回というスパンで支払われますから、当然数年単位で銘柄を保有して配当をなるべく大きく受け取りたい、という投資家が多いんです。そのため、短期的に売買することがないため、高配当の銘柄は、減配などの発表がない限り比較的売られにくい傾向にあります。

2つ目の理由としては、今現在の相場環境に起因して、高配当銘柄への関心が高まっているという背景があげられます。
不安定な相場環境でも、株主還元が手厚い企業への投資で配当収入を確保すれば、運用収益を長期的に下支えする効果が見込めるだろう、と考える個人投資家が多い為、高配当銘柄が強く買われる動きに繋がりました。
結論
相場状況も相まって、配当が高いことは取引の上でプラス!
迷ったら、配当の高い方を選ぶべき!
2.それでも判断に迷ったら信用倍率を見る
銘柄を選ぶ時、配当利回りもほぼ同じだった場合、他に何をみて判断すればよいのでしょうか?
そんなときは、「信用倍率」の差で判断することをおすすめします。
「信用倍率(賃借倍率)が10倍以上の銘柄は避ける」というのが、覚えておきたいもう一つのルールです。
では、信用倍率が10倍以上の銘柄をなぜ避けるべきなのか解説していきます。まずは、実際に2社の例をもとに信用倍率を見ていきましょう!


買いたい銘柄が上記の2つだったとします。左の銘柄は信用倍率が12.28倍であるのに対して、右の銘柄は倍率が4.87倍になっています。
こういう場合には、信用倍率が低い右の銘柄を購入するのがおすすめです。
そして、ここで理解しておきたいのが、なぜ信用倍率が低いほうが良いのか?ということです。
そもそも、信用取引というのは、借金して行う取引です。そのため、返済期日というものが設定されており、長期投資で取引している方よりも短期で取引している方の方が多いです。短期で取引されるということは、値動きが大きくなくても売られてしまい、大幅な上昇が見込みづらくなります。信用倍率(賃借倍率)が高いほど、その傾向は顕著になります。
つまり、信用倍率の高い銘柄は少し値動きしただけでも利確する人が多いという事になります。
預けた金額の3.3倍まで取引が可能な分、金額も大きくなるのでよりシビアに決済の判断をされるのが信用取引です。そういったリスクは予め避けておきたいので10倍を超えるものは選ばないことをおすすめします!
SBI証券の場合、信用倍率は下記の手順で確認することが可能です。
上部メニューの「国内株式」を選択し、銘柄コードを入力
出てきた銘柄の詳細データの下部に、信用倍率のデータが記載されています。

銘柄を調べる際には信用倍率も確認するようにしてみましょう。
結論
信用倍率が高いと、すぐに利確し銘柄を手放す人も多い。
信用倍率が10倍以下の銘柄を優先して購入すべき!
3.月単位の傾向
本ロジックとして特別弱い月というのはないですが、相場の傾向として強い月弱い月というのは存在します。2008年~2024年の月別の日経平均の平均騰落率をみてみると、下記のグラフのとおりとなっています。
日経平均株価の月別平均騰落率(2008年~2024年)

グラフを見ると分かる通り、1月と8月は下落する銘柄が多くなってきます。少ない資金で購入銘柄を選定する人は、1月と8月を避けて売買するのがおすすめです!
結論
1月と8月を避けて売買を行うと、下落する銘柄を避けやすい。
まとめ
どの銘柄を購入するか迷ったときは、
配当利回りと信用倍率を見て判断
することをオススメします。
また、1月と8月は価格が落ちやすい傾向にあるため、資金の少ない方はこの時期を避けて取引することでよりリスクの少ない取引が可能となります。
この方法は、とっても簡単に判別が効く反面、きちんと行えば、しっかりと利益額に差が出てくる判別方法です。他にも、より高度な銘柄の判別方法もいくつかあるのですが、色々なデータや要素を見なければいけないので、大変だったり、難しかったりするものも多いです。
今回は初級編ということで、手軽にできてなおかつしっかり差が出る、基礎的な3つの方法をご紹介させていただきました。
ここまで御覧頂いて、「銘柄の判別方法」はわかっても、そもそも、「銘柄を0から選ぶ方法」がわからないじゃないか!と思っている方もいらっしゃると思います。
利益の出る銘柄を0から自分で見つけ、リサーチできるようになるには、株式や相場に関する幅広い知識や経験が必要になります。
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