日本の株式市場には約3,700社が上場しています。
東京証券取引所はプライム市場、スタンダード市場、グロース市場とあり
上場している企業の規模や種類などによって分けられております。
下記に4つの特徴をまとめさせて頂きます。
■プライム市場
株主数 800人以上
流動株式枚数 2万単位以上
流通株式時価総額 250億円以上
大企業が多く分類され、値動きが比較的に安定しており、
出来高が多いことが最大の特徴である。
スタンダード市場に比べて上場基準が厳しく、年間の上場料が高い。
企業の知名度や信用度、資金を調達する力が増すことに期待ができます。
■スタンダード市場
株主数 400人以上
流動株式枚数 2千単位以上
流通株式時価総額 10億円以上
中堅企業が多く存在しており、
プライム市場に比べると上昇基準が緩和されている。
■グロース市場
株主数 150人以上
流動株式枚数 千単位以上
流通株式時価総額 5億円以上
一般的には、新規上場する際、多くの企業は「グロース市場」に上場します。
また、ベンチャー企業向けの株式市場のことを「新興市場」と呼びます。
株価が急騰して株価が5倍、10倍といった銘柄が出やすい特徴もありますが、
一概に言えませんが、
プライム市場、スタンダード市場に比べて出来高の増減が激しい傾向も見られます。
1 身近なものから株式を始めてみる
上記の株式市場の分類でも説明させて頂いたように
株式投資を行うことができる企業が約3,700社ほどあります。
多くの企業を分析することは大切なことですが、
全ての企業を調べるとなると膨大な時間を有してしまいます。
自分の経験ではありますが、株式投資を勉強始めた時に
あれもこれもと手をつけてしまって、
何をすればいいか分からないという状態に陥ってしまいました。
株式投資は覚えることも多いので、まずは愛用している商品やサービスなどの
親近感があるような銘柄から情報収集を行っていく方が株式投資に親しみを持てるはずです。
最近では、新NISAがスタートしたことにより、証券会社の開設数も増加してることもあって
身近な出来事やニュースなどで株価に影響を与えれることは珍しくありません。
例えば、最近はドローン関連銘柄の需要が高まってきています。
僕は、ほんの些細なことからドローン銘柄にいち早く興味を持っておりました。
きっかけはウーバーイーツをよく頼んでいることからでした。
人不足の時代にドローンで配達できれば人件費がカットできるんじゃないかなー?
ってところからドローン関連銘柄を調べるようになりました。
他にも人手不足を解消するために農業で農薬を撒いたり、
建設現場での航空写真、検査、先ほど言ったウーバーイーツなどの物流、
防犯にも需要があるという点から
時代にもニーズにもあっていると判断して仕込む決断をさせて頂きました。
何が言いたいかと言いますと、身近なものにも沢山チャンスが転がっているということです。
今回の場合だと、「自分が愛用しているサービスをより効率的にするには??」
という観点が銘柄選定のきっかけになったことは分かって頂けたと思います。
皆様も身近なものから株式に触れていってみてください!!
2、株式を持つメリットで選ぶ
配当金と株主優待で銘柄を選定
配当や株主優待を受け取るには「権利確定日」という
特定の日(企業によって異なります)に株主である必要があります。
権利確定日の2営業日前の「権利付最終日」までに株を購入すると、
配当や株主優待の権利を受けることが出来るので
権利確定日に株式を保有している必要はありません。

引用元:https://www.kabuyutai.com/kiso/kenri.html
ここで権利付最終日に株を購入すれば、配当や株主優待を受け取ることが
できるならノーリスクで受け取ることができるのはないかと思った人も多いのではしょうか?
しかし、配当や株主優待を狙った投資家は多く存在して、
権利付最終日に向けて株価が値上がりして
権利付最終日の翌日の権利落ち日に株価が暴落するというのは珍しくありません。
3.業績と株価に注目
配当や株主優待よりも株価に影響を与えるものは「企業の業績」になります。
企業の業績は「決算報告書」というもので確認できます。
上場企業は1年間に4回、決算発表を行います。
だいたい3か月ごとに行われ、それぞれ
「第1四半期」「第2四半期」「第3四半期」「本決算」と呼ばれます。
「1Q」「2Q」「3Q」「4Q」と呼ばれることもあり、
「1Q」「2Q」は上期、 「3Q」「4Q」は下期と分けられます。
雇用統計と同様に、決算発表時期は出来高が増幅し、企業の業績によって
今後の投資の方針の転換点にも繋がる大事なターニングポイントであります。
決算書の見方に関しては講義でも扱っていくので現時点では、
決算が年4回あり、会社の業績を判断する重要なものだという認識を持って頂けたらと思います。
■銘柄選定する上での注意点
・取引されている量が少ない銘柄
理由としては、流動性がない銘柄は値動きが起こるまでに時間を有してしまう
可能性が高くなり、仕込んでから塩漬けになる期間が長い特徴と
株式の高額購入しずらいという懸念もあることを頭にいれておいてください。
ただ、絶対的に取引をしない方がいいということはないので
臨機応変に対応していくことが重要です。

